まいどはや

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気になる会社の営業戦略

ラーメン屋にみた脱デフレ

富山市内では回転すし店の出店ラッシュにつづいてラーメン店出店ラッシュとなっています。
個人商店や中小企業が「安売り」をしないヒントは「ラーメン屋」にあります。
デフレ価格破壊でいうとマクドナルド・吉野家・ガストなど大手外食チェーンを思い出し、『外食=値下げ』の図式を想像するかも知れません。しかし、そのトレンドのなかで「ラーメン業界」において値上げは珍しくありません。
この庶民の食べ物の単価はダンダンと上がっています。
今や普通の醤油ラーメン一杯800円も珍しくありません。
一杯3,000円、さらには完全予約制で一杯1万円のラーメンまであります。
街角の薬局、酒屋、八百屋が潰れたり転業して、コンビニやチェーンストアになっていくなかでラーメンは個店率(個人商店などの小規模店の割合)がなんと90%と、チェーン店の割合が極端に少ない業種で大企業と同じやり方をせずとも、生き残っていけるということです。
最近では、日高屋や幸楽や来来亭などのラーメンチェーン店の進出も目覚ましいものがあり、ラーメン業界もデフレは進行していますが、それでもこだわりの高額ラーメンに長蛇の列ができています。すぐに食べられる390円のラーメンがあっても、1時間並んで1,000円のラーメンを食べるお客さんがいる。ここに中小企業や個人商店の営業戦略のヒントがあります。


般若心経入門

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