「まいどはや」バックナンバー 2011.3（3月号）2ページ
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購買頻度や来店頻度の向上を目指すのにとても面白いデータがある。
一般的に大多数のお店のほとんどのお客様が「一回きりのお客様」であると言われており、「平均70％のお客様が一回きりのお客様」だという説もある。実感がわかないかもしれないが、自分自身に置き換えて考えてみるとこれはかなりのリアルさをもって迫ってくる事実である。
例えば飲食店で考えてみよう。
あなたはこれまで多くの飲食店を利用しているはずだが、その全てのお店を２回以上訪れているだろうか。近所の飲食店、デートで行った飲食店、出先でランチに立ち寄った飲食店、旅先で行った飲食店、友達と行った飲食店…あなたがこれまでに利用した全ての飲食店を対象に考え見てほしい。
２回以上訪れている飲食店は30％から40％程度しかないのではないだろうか。とても美味しかったお店、接客が良かったお店、彼女が喜んだおしゃれなお店…どんなに満足したお店でも２回訪れたお店は少ないはずだ。
つまりあなた自身も「一回きりのお客様」なのだ。大多数の店長さんはお店がこのような状況であることに気づいていない。だからこそ、今この事実を知ったあなたはラッキーでしかもチャンスがある。
あなたのお店のお客様に２回訪れてもらえるようにするだけで売上は増加する。
しかもお客様全員に２回訪れてもらう必要はない。
たった10％でも改善すれば、それだけで間違いなく売上は増加する。
これは当然だ。なぜなら、あなたのお店の大多数の一回きりのお客様のうち10％のお客様が２回目の来店をしてくれるということなのだから。そしてその中の何人かは客単価も向上し、口コミで友達を連れてきてくれるようになるだろう。
ではいったいどのようにして２回訪れてもらうようにするのか。
それは次回の販促ノートで紹介します。
